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皆さん、こんにちは。ドクターSAM (サム)です。 今回もご覧いただき、ありがとうございます。 さて第1回目では、そもそも「違法コピー」とは何か、またその「経営リスク」がいかに甚大であるかについてお話しました。 そして、こうした違法コピーを未然に防止するための決め手が「自主調査」であることもご説明しました。 第2回目では、この「自主調査」に焦点を絞り、実際の作業手順を詳しくご紹介します。何よりも自社の現状を正しく把握することが、 違法コピーをなくす重要な第一歩なのです。 では、始めましょう。 | ||||
まず、前回の復習です。 「違法なコピーがあるかどうか分からない」「ソフトウェア管理のために現状を把握したい」---こうした目的を実現するための「自主調査」の手順は、以下のとおりでした。 | |||||||||||||||||||||||||||
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皆さんの中には「ソフトウェアの調査は大変なのでは?」と思われている方もいらっしゃるかも知れません。
でも、実はこうした手順を踏めば、比較的容易に出来てしまうものなのです。 では、それぞれを詳しくご紹介しましょう。 |
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自主調査の目的は、社内におけるソフトウェアの違法コピーの有無を確認することです。
● 調査方法によってはコンピュータのスペックなども併せて調査することもできますが、ここでご説明する自主調査 の目的は、あくまでも違法コピーの有無の確認とします。 | ||||||||||
調査対象には、以下の3つがあります。 | ||||||||||
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原則として「社内に存在するすべてのコンピュータ」が対象です。現在は使用していなくても、予備として保管 してあるコンピュータなどにソフトウェアがインストールされている場合があるからです。 ● ただし、外注先や個人が持ち込んだコンピュータのうち自社の保有するソフトウェアのライセンスを使用してい ないものは除くことができます。 | ||||||||||
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●インストールされているかどうかに関わらず、正規に購入取得したソフトウェアのライセンスが対象となります。 ●インストールされたソフトウェアと同様、プリインストールソフトウェアなどのライセンスも調査対象です。 | ||||||||||
調査方法には、以下の3つがあります。 | ||||||||||
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調査するコンピュータの台数がとても多い場合に有効です。 ● 「ソフトウェア管理支援ツール」とは、各コンピュータにインストールされているソフトウェアの情報を自動的に収集し、ソフトウェアごとに総数を集計することができるソフトウェアを指します。これを利用すれば、かなりの手間を軽減することができます。 | ||||||||||
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各コンピュータの使用者や複数の調査担当者に「ソフトウェア利用調査票」を配布して、インストールされているソフトウェアの情報を記入させる方法です。 ● コンピュータの台数に制限はありませんが、ソフトウェアの名称など記入内容に差異が出ないように注意が必要です。そのためには、記入方法に関する「手順書」などを作成する必要もあります。 | ||||||||||
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事前準備で決定された調査方法で、正規に購入取得したソフトウェアのライセンス数(ソフトウェアパッケージ、ソフトウェアプログラムの総数など)を調査します。 | |||||||
具体的には以下のような方法があり、これらを組み合わせてライセンスの調査を行います。 | |||||||
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●ソフトウェアのユーザー登録状況について、各ソフトウェアメーカーに問い合わせて調べます。 | |||||||
各ソフトウェアメーカーへのお問い合わせは、こちらを参考にしてください。 | |||||||
●ソフトウェアの納品状況について、納入業者へ問い合わせをします。 | |||||||
●せっかく作成した「ライセンス管理台帳」も、ソフトウェアライセンス総数の変化にあわせ、常に更新しなければ意味はありません。そのためにも、新たにソフトウェアを導入したりバージョンアップした際には必ず、そこに添付されている「ライセンス証明書」や「使用許諾契約書」、パッケージの箱やマニュアルなどの正規ライセンスを証明するものをソフトウェア管理者の手元に集め保管し、「ライセンス管理台帳」に記載しましょう。 | |||||||
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●Windows XP、Mac OS8以降、Mac OS
Xなど、OSごとに「スタート」メニューなどから調査票を作成することができます。特別なツールをインストールする必要はありません。 例:Windows XPでアプリケーション・ソフトウェアを確認する場合 | ||||||
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● また各コンピュータにインストールされているソフトウェアの情報を自動的に収集する 「ソフトウェア管理支援ツール」も市販されています。 | ||||||
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●定期的に照合作業を行うことで、「インストール管理台帳」に記載漏れしていたソフトウェアを発見することができます。また、実際にコンピュータを調査することは、従業員の規範意識の向上にもつながります。この照合は反復継続して実施することに意味があります。大切なのは「忘れず」「定期的に」「継続する」ことなのです。 | |||||||
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