リリース記事

■2009/7/28
BSAメンバー、ヤフオクで海賊版を販売していた個人と和解
〜 販売先の全リスト提出や反省が見られる点を考慮し刑事告訴を見送る 〜

安全で信頼できるデジタル社会の実現を推進するビジネス ソフトウェア アライアンス(本部:米国ワシントンDC、会長:ロバート・ハリマン、以下BSA)は、自ら違法コピーして作成した海賊版ソフトウェアを、ヤフーオークションを通じて多数販売していた建築士(以下、出品者A)がBSAメンバー企業との間で、ビジネスソフトウェアの著作権侵害に関し和解したと発表しました。BSAのヤフーオークションパトロール(注1)を端緒とする事案のうち、オークションを悪用した個人との和解は国内で初めてのケースです。

本件は、BSAが違法コピー撲滅のため行っているオークションパトロールが端緒で発覚しました。その後、BSAの支援によりBSAメンバー企業で権利者のオートデスクが行った調査で、出品者Aが3ds Max 2008を違法コピーして海賊版を作成し、ヤフーオークションを悪用して多数販売していることが判明。その後、オートデスクが出品者Aとの間で協議を重ねていたものです。

BSA日本担当事務局長の松尾早苗は、「オークションサイトでのソフトウェア購入は簡単で便利である半面、出品物と販売者の信頼性の確認には慎重になる必要があります。今回はBSAが行っているオークションパトロールにより海賊版の販売が発覚しましたが、海賊版と気づかないまま違法コピーを購入してしまう消費者も少なくないと考えています。BSAは、今後もオークションサイトで不正品を購入しないための啓発活動はもちろん、引き続き不正品出品者対策(オークションパトロールおよび削除要請(注2))を継続していきます。また、購入者についても、海賊版と知って取得・使用する者には、法的措置も検討します」と述べています。

オートデスクでは出品者Aの、1)調査要求に対し誠実かつ迅速に対応し、侵害の全てを認め反省して和解を希望し損害賠償金を支払う旨を約束していること、2)違法に販売した全ての販売先のリストを著作権者に提出したこと、等を鑑み、刑事告発を見送り和解による解決を行いました。

BSAではメンバー企業の権利行使の支援のみならず、このような事案の再発防止に向けて、より一層の教育啓発にも注力してまいります。

(注1) BSAが行っているオークション不正出品対策活動のひとつで、国内の主要オークションサイト上で知的財産権の侵害が疑われる出品物を定期的にモニタリングしている。

(注2) BSAがYahoo! JAPANに「Yahoo!オークション 知的財産権プログラム」に基づき不正品の削除要請を行い、Yahoo! JAPANが、削除の要件を満たすと判断した後、遅滞なく商品画面を削除するプログラム。

BSAについて

ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)は、世界80カ所以上の国や地域でビジネスソフトウェア業界の継続的な成長と、安全で信頼できるデジタル社会の実現を目指して、政策提言・教育啓発・権利保護支援などの活動を展開している非営利団体です。BSAは急成長を遂げるビジネスソフトウェア 業界をリードする企業で構成されています。1988年の米国での設立以来、常に政府や国際市場に先駆け、世界のビジネスソフトウェア業界とそのハードウェア・パートナーの声を代表する組織として活動をつづけ、教育啓発、および著作権保護、サイバーセキュリティー、貿易、電子商取引を促進する政策的イニシアチブを通して技術革新の促進に努めています。BSAワールドワイド・メンバーにはアドビ システムズ, アップル, オートデスク, ベントレー・システムズ, コーレル, サイバーリンク, Dassault Systemes SolidWorks Corporation, Embarcadero, マカフィー, マイクロソフト, Minitab, クォーク, クエスト・ソフトウェア, ロゼッタストーン, シーメンス, サイベース, シマンテックおよびThe MathWorks が加盟し活動を行なっています。また、アジア太平洋地域ではアジレント・テクノロジー, アルティウム, Frontline PCB Solutions- An Orbotech Valor Company, Mindjet, NedGraphics, PTC, Scalable Softwareおよびテクラがそれぞれ活動に参加しています。詳しくは、BSA日本ウェブサイトwww.bsa.or.jpまたは、BSA米国本部ウェブサイトwww.bsa.org/usa/(英語)をご覧ください。

<参考資料>

BSA(日本)への情報提供件数推移