■2006/05/12
ISOが発表したソフトウェア資産管理の国際標準を歓迎
安全で信頼できるデジタル社会の実現を目指す非営利団体であるビジネス ソフトウェア アライアンスは(BSA)は本日、国際標準化機構(ISO)が「ソフトウェア資産管理(SAM)」標準を発表したことを歓迎しました。
「ISOが新しい標準が発表したことを心から歓迎しています。標準策定に尽力された関係各位と世界各国のソフトウェア資産管理団体に心から感謝いたします」、とNeil MacBride氏(BSA 副社長、法務担当)は述べました。「新しい標準は、ソフトウェア管理のベストプラクティスを世界的に確立するための重要な一歩であり、あらゆる規模の企業がソフトウェアコンプライアンスを遵守し、ソフトウェア資産を有効活用する一助となります。BSAは今後、この標準が世界的に定着されるように積極的に活動する所存です。」
ISO/IEC 19770-1 は、組織が導入したソフトウェア資産管理(SAM)が、新しい標準に明記されたコーポレートガバナンス要件に合致することを証明する世界初の標準です。 SAMの導入事例を見ると、この標準は、リスク管理、コスト管理、競争力強化に有効です。この標準は、ソフトウェア資産管理プロセスの品質を認定するため、ソフトウェア資産の管理者は安心してIT資産を管理できます。
BSAは1988年以降、ソフトウェア資産管理の重要性を世界各地で積極的に訴えてきました。「民間部門と公共部門のあらゆる組織にとって、ソフトウェアは業務に不可欠な資産となっています。ソフトウェア資産を管理して最適化することは、さらに複雑になっています」、とMacBride氏は語ります。「新しい標準が発表されたことにより、組織はソフトウェア資産管理のベストプラクティスを利用できるようになりました。また、標準を導入して認定を取得すれば、ソフトウェアコンプライアンスの完全な遵守につながります。」
ISO標準は次のサイトでダウンロードできます。
http://www.iso.org/iso/en/CatalogueDetailPage.
CatalogueDetail?CSNUMBER=33908&ICS1=35&ICS2=80&ICS3=
BSAについて
ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)は、世界80カ所以上の国や地域でビジネスソフトウェア業界の継続的な成長と、安全で信頼できるデジタル社会の実現を目指して、政策提言・教育啓発・権利保護支援などの活動を展開している非営利団体です。BSAは急成長を遂げるビジネスソフトウェア 業界をリードする企業で構成されています。1988年の米国での設立以来、常に政府や国際市場に先駆け、世界のビジネスソフトウェア業界とそのハードウェア・パートナーの声を代表する組織として活動をつづけています。BSAワールドワイド・メンバーにはアドビシステムズ,アップル, オートデスク, アビッドテクノロジー, BEAシステムズ, ベントレー・システムズ, ボーランド, CA, ケイデンス・デザイン・システムズ, シスコシステムズ, CNC Software/Mastercam, デル, エントラスト, HP, IBM, インテル, アイナステクノロジー, マカフィー, マイクロソフト, Minitab, Monotype Imaging, PTC, RSAセキュリティ, SAP, ソリッドワークス, サイベース, シマンテック, シノプシス, テクラ, The MathWorks, トレンドマイクロ および UGS が加盟し活動を行なっています。詳しくは、BSA日本ウェブサイトwww.bsa.or.jpまたは、BSA米国本部ウェブサイトwww.bsa.org/usa/(英語)をご覧ください。