■2006/04/28
BSA、世界知的所有権の日を祝賀
各種イベントを開催し、知的財産への理解を深め、創造性と技術革新を促進
ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)は26日(現地時間)、世界知的所有権の日(World Intellectual Property Day)を記念する各種イベントを開催して、コンピュータソフトウェアなどの知的財産に対する保護強化を訴えました。BSA会長兼CEOのロバート・ハリマンは「ソフトウェア業界は、世界各国の企業や政府と協力して、知的財産権保護をさらに強化するよう訴えています。コンピュータソフトウェアなどの創造的な著作物に対する保護強化は、世界の発展と成長に不可欠な活動です」と述べています。
「BSAとメンバー各社は、世界各国の政府と協力して、官民一体の連携と教育活動を促進することにより、知的財産の重要性を訴えています」、とハリマン会長は続けます。
BSAが2004年に実施した調査によると、全世界でパーソナルコンピュータにインストールされているソフトウェアの35%が違法コピーであり、その損害額は330億ドルに達します。また、BSAが2005年12月に発表した調査によれば、違法コピーを今後4年間に10%削減できれば、2,400万人の新規雇用が創出できます。その結果、世界経済は4,000億ドル成長し、税収は670億ドル増加すると試算されています。
「商用ソフトウェア業界は、健全で多様な世界市場を築き、多数の雇用と税収を創出してきました。そのため、BSAは、著作権保護、ネットワークセキュリティ、自由貿易の促進を目指して世界的な運動を展開しています」とハリマン会長は語りました。
BSAについて
ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)は、世界80カ所以上の国や地域でビジネスソフトウェア業界の継続的な成長と、安全で信頼できるデジタル社会の実現を目指して、政策提言・教育啓発・権利保護支援などの活動を展開している非営利団体です。BSAは急成長を遂げるビジネスソフトウェア 業界をリードする企業で構成されています。1988年の米国での設立以来、常に政府や国際市場に先駆け、世界のビジネスソフトウェア業界とそのハードウェア・パートナーの声を代表する組織として活動をつづけています。BSAワールドワイド・メンバーにはアドビシステムズ,アップル, オートデスク, アビッドテクノロジー, BEAシステムズ, ベントレー・システムズ, ボーランド, CA, ケイデンス・デザイン・システムズ, シスコシステムズ, CNC Software/Mastercam, デル, エントラスト, Frontline PCB Solutions- An Orbotech Valor Company, HP, IBM, インテル, アイナステクノロジー, マカフィー, マイクロソフト, Minitab, Monotype Imaging, PTC, RSAセキュリティ, SAP, ソリッドワークス, サイベース, シマンテック, シノプシス, テクラ, The MathWorks, トレンドマイクロ および UGS が加盟し活動を行なっています。詳しくは、BSA日本ウェブサイトwww.bsa.or.jpまたは、BSA米国本部ウェブサイトwww.bsa.org/usa/(英語)をご覧ください。