■2005/03/15
ACCSとBSA、共同でライセンス管理の再点検を支援!
『ソフトウェアライセンス再点検全国キャンペーン』実施
- 5月-7月を再点検促進月間とすることで、再点検のきっかけを提供 -
社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)と、ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)は本日、ソフトウェアの利用状況およびライセンスの保有状況等に関する各企業の自主的な再点検の支援ときかっけ作りを目的とした、「ソフトウェアライセンス再点検全国キャンペーン」(以下、再点検キャンペーン)を、本年4月27日から7月29日にかけて共同で開催します。
この再点検キャンペーンは、①再点検のきっかけを提供する「ソフトウェアライセンス再点検推進月間(以下、再点検月間)」、②経営者に対し再点検の必要性を訴求し、ユーザが再点検を実施する際の相談窓口となりうるソフトウェア販売代理店に再点検のポイントをご理解いただく「ライセンス点検推進全国セミナー」、③企業の再点検支援活動への反映のためソフトウェア利用者の生の声を聞く「企業訪問ヒアリング」の3つの施策で構成されています。
4月の個人情報保護法施行を目前に控え、企業における情報管理は重視されつつある反面、2003年の日本の違法コピー率(*1)が29%、違法コピーによる損害額は約1,800億円という高い数値が示すとおり、情報管理ために必要なソフトウェアライセンス管理は未だ浸透しているとはいえない状況にあります。この背景には、管理者(経営者)の知らないところで違法コピーが行われている、つまり管理者(経営者)が“自社には違法コピーは存在しないという思い込み”から自主的な点検または点検の指示を怠っているケースが多く見られます。
ACCSとBSAでは、各企業が現状を再点検し把握することこそが、違法コピーの予防の第一歩である考えています。そのため、企業の自主的な再点検(=ソフトウェアの利用状況やライセンス保有状況のチェック)を促すこの再点検キャンペーンを通じて、全社的な対応を促す立場である経営者層に向けて、管理不備が招くリスクと管理の重要性をアピールしていきます。 また、ソフトウェア利用者からライセンス管理に関する意見を直接伺い、再点検の実施に必要な情報を提供するなど、ACCSとBSAは連携して、各企業におけるライセンス管理体制の整備を積極的にサポートしていきます。
* 第1回 世界ソフトウェア違法コピー調査結果より(BSA調査)
キャンペーン概要
1. ソフトウェアライセンス再点検推進月間
■実施期間: | 2005年4月27日〜7月29日 (3ヶ月) |
■実施地域: | 日本国内 |
■実施内容: | 期間中ACCS・BSA両団体のホームページに再点検登録窓口を開設し、企業の参加登録を受付けます。登録企業は、希望すればこの自主的な取組み姿勢を両団体を通じ、ソフトウェアメーカーに示すことができます。また、希望者は「専門家による再点検無料コンサルティング」が受けられます(応募者多数の場合は抽選)。 |
■登録資格: | 企業、学校、団体などの組織 |
■登録窓口: | 両団体のホームページに登録窓口を開設 【ACCS】 http://www2.accsjp.or.jp 【BSA】 http://www.bsa.or.jp |
■無料コンサルティング: | 「専門家による再点検無料コンサルティング」は、企業の希望により実施(応募者多数の場合は抽選) |
■登録メリット: |
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2. ライセンス再点検推進全国セミナー
■実施地域: | 全国5都市 | |||||||||||||||||||||||
■実施日程: |
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■セミナー種別: |
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3. 企業訪問ヒアリング
■実施地域: | 全国5エリア(九州/沖縄・関西・中部・関東・北海道) | ||||||||||
■実施時期: |
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■訪問予定: | 1エリア6〜8社程度 | ||||||||||
■訪問先: | 市販のデータベースよりランダムに抽出した企業に訪問予定 | ||||||||||
■訪問目的: | 両団体が、今後さらにニーズに合った再点検支援策を提供できるよう、ソフトウェア利用者の生の声を聞く。 | ||||||||||
■訪問内容: | 現在のソフトウェアの使用状況やライセンス管理状況のほか、ライセンス管理でお困りのことや課題など現実にソフトウェアを利用されている方々の声を聞き、今後両団体が制作するソフトウェア管理マニュアルや社内教育用ツール作成などに反映する。 |
ACCSについて
社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、コンピュータソフトウェアをはじめとしたデジタル著作物の著作権者の権利を保護するとともに、著作権制度の普及活動を行い、コンピュータ社会における文化の発展に寄与することを目的として1985年に設立されました。著作権制度の教育・広報活動のほか、会員が権利侵害を受けた際の権利執行支援活動や、調査研究活動を行っています。(2005年3月現在の会員数 310社)。
BSAについて
ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)は、世界65カ所以上の国や地域でビジネスソフトウェア産業の継続的な成長と、安全で信頼できるデジタル社会の実現を目指して、政策提言・教育啓発・権利保護支援などの活動を展開している非営利団体です。1988年の米国での設立以来、常に政府や国際市場に先駆け、世界のビジネスソフトウェア産業とそのハードウェア・パートナーの声を代表する組織として活動をつづけています。BSAワールドワイド・メンバーにはアドビシステムズ, アップル, オートデスク, アビッドテクノロジー,ベントレー・システムズ, ボーランド, ケイデンス・デザイン・システムズ, CNC Software/Mastercam, インターネットセキュリティ システムズ, マクロメディア,マカフィー,マイクロソフト, Parametric Technology, ソリッドワークス, サイベース, シマンテック, UGS PLM ソリューションズおよびベリタスソフトウェアが加盟し活動を行なっています。また、アジア太平洋地域ではトレンドマイクロ、日本国内では株式会社ジャストシステムと株式会社モリサワがそれぞれ活動に参加しています。 詳しくは、BSA日本ウェブサイトwww.bsa.or.jpまたは、BSA米国本部ウェブサイトwww.bsa.org/usa/(英語)をご覧ください。 (2005年3月15日現在)