リリース記事

■2004/06/09
ビジネス ソフトウェア アライアンス、
アジア地域におけるソフトウェア政策責任者を任命

安全で信頼できるデジタル社会の実現を推進するビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)は、本日、ゴー・ショウ・ヒォン(Seow Hiong Goh)をアジア地域におけるソフトウェア政策責任者に任命したことを発表しました。

ゴーは、ソフトウェア政策責任者として、アジア太平洋全域におけるオープンソースおよび商用ソフトウェアの開発に重点的に取り組むとともに、アジア太平洋地域の政府当局やマーケットに対してBSAメンバー企業の見解を説明する責任を負うことになります。

BSAアジア副会長兼地域責任者ジェフリー・ハーディは「BSAは、アジア向けソフトウェア政策責任者としてショウ・ヒォンをBSA理事会に迎え入れることを喜ばしく思います。ショウ・ヒォンは、テクノロジーの技術面、法律面、政策面に関わる豊富な経験を活かして、アジアのソフトウェア市場で公正かつ自由な競争を促進するためのBSA活動で重要な役割を果たしてくれることでしょう」と述べています。

ゴーは、「BSAメンバー企業の中には、商用シフトウェアモデルに加え、オープンソース・モデルに多額の資金を投入している企業もありますが、このオープンソース・モデルという分野では、BSAメンバーの重要性が増しています。BSAは、合意を基礎とする事業者団体として、メンバー企業の集約意見を提示して、業界全体の拡大を促していきます。BSAは、アジアでの活動を通じ、意見交換を行うとともに、アジア各国政府やその他の重要な利害関係者にソフトウェアビジネスと相関関係のある無数の問題についての理解を深めていただけるように、アジア地域で経済的競争力の確保に向けて堅実な政策を策定していきます」と述べています。

ゴーは、BSAに加わるまで、シンガポールでトップクラスの法律事務所ラジャ&タンに勤めていました。ラジャ&タンでは、IT、知的所有権、電子商取引、テレコミュニケーションなど、テクノロジー関連分野の案件を担当し、それ以前は、シンガポール情報通信開発庁(IDA)で副長官を務めていたこともあります。ICTでは、公共政策、開発政策問題、および、インフラレベル、政府レベル、国家レベルでのセキュリティ問題の技術面を担当していました。ゴーは、コンピュータ科学と法律分野のバックグラウンドを有し、法律事務所に入るまで、10年以上にわたって公共事業に従事していました。

■BSAについて
ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)は、安全で信頼できるデジタル社会の実現のために貢献する主要な非営利団体で、政府や国際市場に先駆けて、世界のビジネス・ソフトウェア業界とそのハードウェア・パートナーの声を代弁しています。また、そのメンバーは世界で最も急成長を遂げている業界の代表的企業でもあります。
BSAの活動では、教育と、著作権保護、サイバー・セキュリティー、貿易、電子商取引の促進といった政治的イニシアチブを通じてテクノロジー革新の促進に努めています。BSAメンバーにはアドビシステムズ, アップル, オートデスク, アビッドテクノロジー,エントラスト,ベントレー・システムズ, ボーランド, シスコシステムズ, CNC Software/Mastercam, HP, IBM,インテル,インターネットセキュリティ システムズ, Intuit, マクロメディア, マイクロソフト, ネットワークアソシエイツ, RSAセキュリティ, ソリッドワークス, サイベース, シマンテック, UGS PLM Solutionsおよびベリタスソフトウェアが加盟しています。また、日本では、株式会社ジャストシステム株式会社モリサワが活動に参加しています。
詳しくは、BSA日本ウェブサイトwww.bsa.or.jpまたは、BSA米国本部ウェブサイトwww.bsa.org/usa/(英語)をご覧ください。