リリース記事

■2000/07/25
BSA および ACCSによるソフトウェアの
違法コピー撲滅キャンペーン第二弾
教育機関向けに「違法コピー防止壁紙」を制作希望者に配布開始
-コンピュータ教育の現場で「違法コピーは犯罪」をアピール-

コンピュータソフトウェアの権利保護を目的とした非営利団体、ビジネス ソフトウェア アライアンス(Business Software Alliance、以下 BSA 、本部:米国ワシントンD.C.、会長:ロバート・W・ハリマン)および社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(以下 ACCS 、本部:東京都文京区、理事長:辻本憲三)は、このたび、コンピュータソフトウェアの違法コピー撲滅キャンペーンの一環として、全国の教育委員会、小中学校・高校ならびにコンピュータを利用する専門学校を対象に「違法コピー防止壁紙」(注)を制作し、7月26日より希望者に対する配付を開始します。両団体は、本年4月に、学生や会社員を中心とした個人ユーザーを対象に実施した、違法コピー撲滅TV広告キャンペーンを展開しています。

今回の「違法コピー防止壁紙」の配付は、幅広いソフトウェアのユーザのなかでも特に教職員や学校関係者、小中学校、高等学校の生徒を対象に、ソフトウェアの違法コピーに関する認知度を高めることを目的としています。

教育現場でのコンピュータ利用は進んでおり、また、地方公共団体による市民サービスとしてコンピュータ講座やコンピュータセンターが設置されるなど、手軽にコンピュータを利用することが出来るようになりました。その一方、BSA とACCS が実施した調査では、一般のコンピュータユーザーは、違法コピーと気づかずにソフトウェアを貸し借りし、コピーを行っているケースが多いことが判明しています。

今回BSA およびACCS が制作したこの「違法コピー防止壁紙」は、シンプルな背景に「違法コピーはいけません。ソフトウェアの違法コピーは犯罪です。」のコピーが書かれているものです。配付するデザインは2種類で、設定時にモニター画面に占める割合や色合いなどを選択することができるよう各デザインに4種類のサイズがあります。このデータをコンピュータの「壁紙」として設定することによって、コンピュータを使用する前後にユーザはこの注意書きを目にすることになり、教職員の方々のみならず、生徒や公共施設でコンピュータを利用する人々の違法コピーに対する認識を高め、また違法コピーと気づかずにソフトウェアの貸し借りによる違法コピーを行っている個人ユーザに対して注意を促すことをめざしています。

(注) : 「壁紙」とは、コンピュータの初期画面(デスクトップ画面)の背景として使用することができるデジタル画像のこと。

「違法コピー防止壁紙」は、全国の教育委員会、公立・私立の中学高等学校を含む教育機関、コンピュータセンターなどを対象に、希望者に対して ACCS を通じて郵送で提供します。BSA とACCS では今後の利用者の反響によっては、両団体のホームページを通じて壁紙を提供する予定です。

* 記載の社名および製品名は、各会社の商標または登録商標です。

BSA・ACCSソフトウェアの違法コピー撲滅キャンペーン第二弾「違法コピー防止壁紙」概要

目的: 教育現場におけるソフトウェアの違法コピーに対する認知度の向上
訴求対象: 中学・高校のコンピュータ教育に携わる教職員、コンピュータ・スクールのインストラクターおよび生徒、自治体で運営するコンピュータ施設の利用者コンピュータを学ぶ中学・高校生
配付対象: 教育委員会、公立・私立の中学・高等学校を含む教育機関、コンピュータ・スクールの希望者
実施期間: 2000年 7月下旬以降
配付方法: 希望者にはACCS を通じて郵送にて提供。(教職員限定)
(将来的にはBSA およびACCS サイトからのダウンロードを予定)
ACCS 連絡先:事業部 中川博子
E-mail:hotline@bsa.or.jp
Tel:03-5976-5175
Fax:03-5976-5177
壁紙内容: 2種類の背景デザインに「違法コピーはいけません。ソフトウェアの違法コピーは犯罪です。」のコピーを配し、コンピュータ利用の前後でユーザの認識向上を促す。今後はユーザーの職業やコンピュータの利用環境に合わせて数種類のデザインを制作する予定。