リリース記事

■2000/03/27
BSAおよびACCSソフトウェアの違法コピー撲滅キャンペーンTVCMを
4月1日より展開
-学生、会社員などの個人ユーザーにむけて、違法コピーは犯罪であることをアピール-

コンピュータソフトウェアの権利保護を目的とした非営利団体、ビジネス ソフトウェア アライアンス(Business Software Alliance、以下 BSA、本部:米国ワシントンD.C.、会長:ロバート・W・ハリマン)および社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(以下 ACCS、本部:東京都文京区、理事長:辻本憲三)は、このたび、コンピュータソフトウェアの違法コピー撲滅キャンペーンの一環として、4月1日(土)から2週間、テレビコマーシャルを展開します。また同期間中、全国各地のソフトウェア販売店において、テレビコマーシャルと連動したポスターとPOPによる違法コピー撲滅キャンペーンもあわせて実施いたします。

テレビコマーシャルでは、メインキャラクターとして藤子不二雄氏のアニメ「笑ゥせぇるすまん」の主人公「喪黒福造」を起用します。訴求対象者である20代前半から30代後半の学生風、会社員風の男女がソフトウェアの貸し借りによる違法コピーの会話をしているシーンに対して、「喪黒福造」が「違法コピーは犯罪です。」と指摘し、具体的な事例を通じてソフトウェアの違法コピーへの認知を喚起します。

BSAの調査によると、違法コピーと気づかずにソフトウェアを貸し借りし、コピーを行っていたケースも多いことが判明しました。そのため、BSAおよびACCSでは幅広いコンピュータのユーザーに対して、ソフトウェアの違法コピーへの認識を高めることが重要と考え、テレビコマーシャルを展開することとなりました。テレビコマーシャルは、幅広いソフトウェアのユーザーのなかでも特に学生や会社員を中心とした個人ユーザーを対象に、ソフトウェアの違法コピーに関する認知度を高めることを目的としています。

テレビコマーシャルは、関東、関西、中京、福岡、広島地区を含む都市圏において4月1日(土)〜16日(日)の期間に、20代前半から30代後半の学生、社会人によるTV視聴率の高い、平日の夜間および土・日を中心に放映される予定です。

BSAおよびACCSのホットラインへの企業内違法コピーに関する通報の大部分は、企業の従業員によるものです。彼らは自分の属する組織で起きている、コピーされたソフトウェアを使用するなどの違法で倫理に反する行動に対して解決を強く望んでいます。BSAおよびACCSは、今回のテレビコマーシャルによりこのように意識の高い人々をこれまで以上に増やし、また違法コピーと気づかずにソフトウェアの貸し借りによる違法コピーを行っている個人ユーザーに対しても注意を促すことをめざしています。著作権保護団体の積極的な活動とソフトウェアユーザの意識の向上により、日本の違法コピー率は徐々に低下しており、1998年の日本における違法コピー率は31%(注)になっています。しかし、BSAおよびACCSでは、まだ多くの改善の余地があると考え、違法コピーの撲滅と著作権保護の推進に向け、引き続き調査並びに教育・啓発活動を積極的に展開していきます

(参考)
BSAは、エンドユーザー向けにソフトウェアの著作権保護と効率的管理への理解を深めるための活動を行っています。監査ツールの配布、著作権教育の支援活動などのほか、各種公的機関、業界団体との連携による活動を日本を含む全世界で展開しています。BSAは、アクトラック21、アドビシステムズ、アップル、アタッチメイト、オートデスク、ベントレー・システムズ、インプライズ、ロータスデベロップメント、マクロメディア、マイクロソフト、ネットワーク・アソシエイツ、ノベル、シマンテックなど大手ビジネスソフトウェア会社が組織する非営利団体です。世界65カ所以上の国や地域でソフトウェアの権利保護活動を展開し、ソフトウェア産業の発展に貢献しています。日本においては、株式会社ジャストシステムが BSA の活動に参加しているほか、ACCSとも教育・啓発活動で連携しています。BSAは、違法コピーホットライン(0120-79-1451 <なくそう、違法行為>)と電子メール(hotline@bsa.or.jp)で違法コピーの通報を受付けています。BSAに関する情報はホームページ(http://www.bsa.or.jp)に掲載されています。

ACCSは、コンピュータソフトウェアをはじめとしたデジタル著作物の著作権者の権利を保護するとともに、著作権思想の普及活動を行い、コンピュータ社会における文化の発展に寄与することを目的として、1985年に設立されました。ACCSは、調査研究事業のほか、違法コピー防止のための啓発活動、コンピュータソフトウェアの著作権に関する書籍の出版事業を行っており、「情報モラル」としての著作権保護について、学校、教育委員会等へ数多く講師派遣をしています。夏休みには「小学生のための著作権セミナー」も開設しています。また、著作権侵害などの違法行為の実態調査をおこない、ACCSメンバー各社は、必要に応じて適正な法的措置を行っています。会員には、日本国内外のソフトウェアメーカーなど、205 社が参加しています。ACCSに関する情報は、ACCSのホームページ(http://www.accsjp.or.jp)に掲載されています。また、ACCSホームページおよびACCSパイラシーホットライン(0120-765-175)にて、コンピュータソフトウェアの不正使用に関する通報を受付けています。

* 記載の社名および製品名は、各会社の商標または登録商標です。

(注) : BSAとSIIA(Software & Information Industry Association)の委託によってIPR(International Planning and Research)が調査した1998年1-12月における違法コピー率。

BSA およびACCSによるソフトウェアの違法コピー撲滅キャンペーンTVCM 概要

目的:ソフトウェアの違法コピーに対する認知度の向上
訴求対象:20代前半〜30代後半までの学生、会社員を中心とした個人ユーザー
放映期間:2000年4月1日(土)〜16日(日)
放映時間帯:放映期間中のおもに平日の夜間および土日
放映エリア:関東、関西、中京、福岡、広島地区を含む都市圏
テレビコマーシャル内容:訴求対象者である20代前半から30代後半の学生風、会社員風の男女がソフトウェアの貸し借りによる違法コピーに関する会話をしているシーンに対して、藤子不二雄A氏のアニメ「笑ゥせぇるすまん」のメインキャラクター「喪黒福造」が「違法コピーは犯罪です。」と指摘、具体的事例を通じてソフトウェアの違法コピーへの認知を喚起
販売店での連動キャンペーン内容:4月1日(土)〜16日(日)の期間中、全国各地のソフトウェア販売店において、テレビコマーシャルと連動したポスターとPOPによる違法コピー撲滅キャンペーンもあわせて実施