リリース記事

■1998/07/10
ACCSとBSAによる第2回「ACCS・BSA こどもコンテスト」
7月10日から作品募集開始
-賞品に NINTENDO 64、セガサターン、プレイステーション、各種ゲーム・ソフトなどを提供-

社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会 (以下 ACCS、本部:東京都文京区、理事長: 辻本憲三) とコンピュータ・ソフトウェアの権利保護を目的とした非営利団体、ビジネス ソフトウェア アライアンス (Business Software Alliance、以下 BSA、本部: 米国ワシントン D.C.、会長: ロバート・W・ハリマン)は、第 2 回 「ACCS・BSA こどもコンテスト」 - 守ろう!ソフトウェア著作権 - を開催し、小・中・高校生を含む 18 歳以下の方を主な対象者として「違法コピーをなくそう」、「著作権を守ろう」 をテーマとした作品を募集します。募集期間は、7 月 10 日から 9 月 20 日です。

この 2 つの団体が開催する 「ACCS・BSA こどもコンテスト」は、子供たちにキャラクター・デザイン、スクリーン・セーバー、ポスター、作文などのソフトウェアに関する作品の創作、コンテストへの応募を通して他者の著作物、創作物を尊重することの大切さを経験する機会を提供するものです。昨年度開催した第 1 回コンテストでは 317 点の応募から、4 点のポスター、6 点の作文、1 点のスクリーン・セーバーが選ばれ、入賞者はコンピュータ・ソフトウェアやゲーム機の賞品を獲得しました。

第 2 回コンテストは、おもに、小・中・高校生を含む 18 歳以下の方を応募対象者とし、キャラクター・デザイン、スクリーン・セーバー、ポスター、作文の部門それぞれに最優秀賞 1 名、優秀賞 3 名が選ばれます。また全部門を通して 1 団体が団体賞に選ばれます。本年度からスクリーン・セーバー部門は、大人の参加も受付けるため、親子で参加することができます。入賞者は 10 月 15 日 (木) に BSA のホームページ < http://www.bsa.or.jp > で発表します。

賞品には、協賛企業提供の NINTENDO 64 (以下 N64)、セガサターン (以下 SS)、ソニー・プレイステーション (以下 PS)、アップル製パーソナル・コンピュータを含むハードウェア、「RAKUGAKIDS(N64)」、「バイオハザード DC デュアルショック Ver (PS)」、「スーパーロボット大戦 (前編・完結編) セット (SS)」などのソフトウェア、オリジナル・グッズなどを用意しています。

BSA の副会長 マイケル阿部はこのコンテスト開催について「情報処理技術の急速な発展にともなって、コンピュータやネットワークが普及し、コンピュータ・プログラムなどの著作物はネットワークを通じて広く流通するようになりました。そのため子供たちもさまざまな著作物に接する機会が増えてきました。著作権の保護についての基本的な知識を持たないと、知らず知らずのうちに著作権を侵害することにもつながりかねません。子供のころから創作することの楽しさと同時に他人の創作物を尊重する姿勢を身につけることが、著作権の重要性、違法コピーや著作権侵害の防止に対する認識を高めることにつながります。多くの子供たちがこのコンテストに参加することで著作権を考えることができればいいと思います」 と述べました。

社団法人コンピュータ著作権協会 (ACCS) は、コンピュータ・ソフトウェアをはじめとしたデジタル著作物の著作権者の権利を保護するとともに、著作権思想の普及活動を行い、コンピュータ社会における文化の発展に寄与することを目的として、1985 年に設立されました。ACCS は、調査研究事業のほか、違法コピー防止のための啓発活動、コンピュータ・ソフトウェアの著作権に関する書籍の出版事業を行っており、「情報モラル」としての著作権保護について、学校、教育委員会等へ数多く講師派遣をしています。夏休みには 「小学生のための著作権セミナー」も開設しています。また、著作権侵害などの違法行為の実態調査をおこない、ACCSメンバー各社は、必要に応じて適正な法的措置を行っています。会員には、日本国内外のソフトウェアメーカーなど、205 社が参加しています。

BSA は、コンピュータソフトウェア業界の発展に寄与するため、著作権などの知的財産権の保護強化を目的として 1988 年に設立されました。BSA は世界 65 カ国以上でソフトウェアの権利保護のための活動を展開し、ソフトウェア産業の発展に貢献しています。メンバーにはアドビシステムズ、アップル コンピュータ、オートデスク、シマンテック、ベントレー システムズ、ロータスデベロップメント、マイクロソフト、ノベルなど米国の大手ビジネス・ソフトウェア会社が含まれており、日本では株式会社ジャストシステムが活動に参加しています。

日本では 1992 年から無料セミナーや違法コピー防止に関するパンフレットの配布などの教育・啓発活動を開始しました。1994 年より違法コピーホットラインによる謝礼金キャンペーンを実施してきました。BSA は、「違法コピーホットライン」 (フリーダイヤル 0120−79−1451 なくそう違法行為、電子メール:hotline@bsa.or.jp) を通して組織内違法コピーに関する情報を収集しています。BSA の活動および違法コピーに関する情報は、BSA のホームページ < http://www.bsa.or.jp > に載されています。

< コンテスト開催要項 >