リリース記事

■2001/11/27
BSAとACCSによるソフトウェア違法コピー撲滅キャンペーン第6弾
交通広告を11月27日から開始
-組織内違法コピーに関する情報提供を広く呼びかけ-PHSや携帯電話からでも通報が可能に-

コンピュータソフトウェアの権利保護を目的とした非営利団体、ビジネス ソフトウェア アライアンス(Business Software Alliance、以下 BSA、本部:米国ワシントンD.C.、会長:ロバート・W・ハリマン)および社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(以下 ACCS、本部:東京都文京区、理事長:辻本憲三)は、11月27日から12月29日の期間で、両団体の違法コピーホットラインを記載した交通広告を通じて、コンピュータソフトウェアの組織内違法コピーに対する注意の喚起ならびに違法コピーに関する情報提供の呼びかけを目的とした共同キャンペーンを実施します。

ソフトウェアの不正使用に関する情報をよりタイムリーに収集し、迅速な解決を図るため、今回のキャンペーンから、BSAの違法コピーホットライン(0120-79-1451なくそう違法行為)への携帯電話およびPHSからのアクセスが可能となり(平日午前9時〜午後5時)、キャンペーン期間中は土・日・祝日の受付も行ないます。また、ACCSホームページ(www.ACCSjp.or.jp)の情報提供窓口においても情報の受付を行います。

組織内違法コピーは、社内のパソコンやネットワークなど、外部からは容易に発見できない状況で行われるため、著作権侵害を解決するには企業や組織の従業員または元従業員の方々の情報が非常に重要です。

ACCSとBSAでは、職場や学習の場でソフトウェアの貸し借りなどにより違法コピーを行っているユーザーに対して注意を喚起し、このような違法行為を防止するために、定期的にキャンペーンを展開しています。両団体は、これまで共同でTV広告、交通広告、雑誌広告、違法コピー防止壁紙の配布などを実施してきており、今回もその一環となります。

著作権保護団体の積極的な活動とソフトウェアユーザーの意識の向上により、日本の違法コピー率は徐々に低下してきました。しかしながら2000年の日本における違法コピー率は37%(1)で、1999年の31%から拡大し、世界で最も高い被害額(日本円換算にして約1800億円)となりました。BSAおよびACCSではこのような事態を深刻に受け止め、違法コピーの撲滅・防止と著作権保護を推進しています。

BSA は、エンドユーザー向けにソフトウェアの著作権保護と効率的管理への理解を深めるための活動を行っています。監査ツールの配布、著作権教育の支援活動などのほか、各種公的機関、業界団体との連携による活動を日本を含む全世界で展開しています。BSAは、アドビ システムズアップルオートデスクベントレー・システムズマクロメディアマイクロソフトネットワーク・アソシエイツノベルシマンテック、UGSなど大手ビジネスソフトウェア会社が組織する非営利団体です。世界65カ所以上の国や地域でソフトウェアの権利保護活動を展開し、ソフトウェア産業の発展に貢献しています。日本においては、株式会社ジャストシステムが権利執行活動に協力しているほか、ACCSとも教育・啓発活動で連携しています。BSAは、違法コピーホットライン(0120-79-1451 <なくそう、違法行為>)と電子メール(hotline@bsa.or.jp)で違法コピーの通報を受付けています。BSAに関する情報はホームページ(http://www.bsa.or.jp)に掲載されています。

ACCS は、コンピュータソフトウェアをはじめとしたデジタル著作物の著作権者の権利を保護するとともに、著作権思想の普及活動を行い、コンピュータ社会における文化の発展に寄与することを目的として、1985年に設立されました。ACCSは、調査研究事業のほか、違法コピー防止のための啓発活動、コンピュータソフトウェアの著作権に関する書籍の出版事業などを行っており、「情報モラル」としての著作権保護について、学校、教育委員会等へ数多く講師派遣をしています。夏休みには「小学生のための著作権セミナー」も開設しています。また、著作権侵害などの違法行為の実態調査をおこない、必要に応じて適正な法的措置への支援を行っています。会員には、日本国内外のソフトウェアメーカーなど、205社が参加しています。ACCSに関する情報は、ACCSのホームページ(http://www.accsjp.or.jp)に掲載されています。また、ACCSホームページでは、コンピュータソフトウェアの不正使用に関する通報を受付けています。

(1)BSAの委託によってIPR(International Planning and Research)が調査した2000年1-12月における違法コピー率

* 記載の社名および製品名は、各会社の商標または登録商標です。

BSA、ACCSによるソフトウェアの違法コピー撲滅キャンペーン第6弾 概要

目的: コンピュータソフトウェアの組織内違法コピーに対する注意の喚起および違法コピー情報提供を呼びかけること。
訴求対象: 学校や企業など、組織内でコンピュータソフトウェアを利用されているユーザーの方々。
期間: 2001年11月27日〜 12月29日まで
内容: 交通広告
  • 「ILLEGAL COPY」 (違法コピー)と記されているCDに手錠が掛けられた写真と「犯罪と知って、見逃すのですか。」のコピーで見る者の注意を引くインパクトのあるデザインを採用。
  • 「コンピュータソフトの違法コピーを見かけたら」のコピーの側にBSAのホットライン、「0120-79-1451(なくそう違法行為)」とACCS Webのホームページアドレス「www.ACCSjp.or.jp」を黒地に黄色の文字で配置することにより情報提供先を明示し、違法コピーに関する通報を呼びかけている。
  • 今回のキャンペーンでは、PHSおよび携帯電話からでもフリーダイヤルでの通報が可能。
  • キャンペーン期間中は、土・日・祝日の受付けも実施。
対象地域: 首都圏
掲出場所: JR各線、地下鉄、地下鉄構内、タクシー内