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皆さん、はじめまして! 私、ドクターSAM(サム)と申します。 これから4回にわたり、違法コピーの防止とソフトウェア資産管理について、ご一緒に考えていきましょう。 ここ数年、コンピュータソフトの違法コピーが、大きな社会問題となっています。違法コピーを行った企業に対する多額の損害賠償訴訟も急増しており、 経営に及ぼす影響の重大さを指摘する声も高まっています。今回のシリーズは、こうした違法コピーの発生原因と、経営に与える大きなリスクを再認識していただき、 適切な対応策を講じていただくことを目的としています。 第1回目は、そもそも「違法コピー」とは何なのか、その防止策は何かを解説します。 | ||||||
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まず初めに、違法コピーとは何かからご説明しましょう。 あなたの会社で購入したコンピュータのソフトウェアは、一般の商品とは異なり、購入者の所有物にはなりません。 購入者はその使用を許諾されたユーザーであり、そのソフトウェアを許諾されている数のコンピュータだけで使用する権利(ライセンス)を購入したことになるのです。 従ってあなたが意図的であったか否かに関わらず、次のようなケースはすべて違法コピー となる可能性があります。 ・しかるべき数のライセンスを購入せずに、ソフトをコピーする。 ・インターネットで、海賊版など不正に流通しているソフトウェアを購入する。 ・社内ネットワークを介して、ライセンスを購入していないソフトウェアを使用する。 | |||||||||||||
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これまで見てきた違法コピーに共通しているのは、罪を犯したという深刻な意識がなく、「ついうっかり」「知らず知らずに」というケースがたいへん多いことです。しかし、いざ違法コピーが発覚したら、「うっかり…」では済まされない厳しい現実が待っているのです。 | ||||||||||
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こうした厳しい現実が待っているにも関わらず、違法コピーは増え続けています。事実、BSAの調査では、2005年度の日本の違法コピー率は28%、
損額額は約1900億円で世界ワースト6位となっています。 こうした違法コピーが蔓延する原因は、何なのでしょうか。実はBSAの調査によれば、 違法コピーで法的責任を問われた会社の多くは、組織ぐるみで意図的に行っていた悪質なケースではなく、 いつのまにか、知らないうちに違法コピーが社内に蔓延していたというケース なのです。 | |||||||||
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これまで違法コピーについて、次のような事項を解説してきました。 1 意図的であったか否かに関わらず、様々な形態の違法コピーが行われている。 2 違法コピーには、経営に極めて重大な影響を及ぼすリスクが存在している。 3 違法コピーの多くは、いつのまにか、知らないうちに社内に蔓延していた というケースであり、「自主調査」を実施すれば未然に防止できる。 | ||||
「違法なコピーがあるかどうか分からない」 「ソフトウェア管理のために現状を把握したい」 そのために、次の作業手順で自主調査を行います。 | ||||
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ソフトウェアの自主調査を行うメリットは、違法コピーを防止するだけではありません。作業をさらに進めてクライアントPCを一元的に管理することにより、次のような効果をもたらします。 | ||||
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